Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-08-30から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その5

地下へ、クロガネはエレベーターで降りていく。つるんとした球体のエレベーター内部の壁は、うっすらと暖かいオレンジ色をしていたが、それは嘘くさいデザインで、その施設が抱えている底なし沼のような陰鬱さは消すことができない。地下六十六階、そこでエ…