Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-09-04から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その10

――おかえり、父さん。 ハルミは幼かったころも、研究所の個室に帰ってきたクロガネをその言葉で出迎えていた。個室には幼い子供が暇をつぶせるようなものはなく、研究に関する書籍があるくらいだったが、ハルミはそういったものに強い興味を示し、クロガネが…