Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-09-05から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その11

エレベーターは音も立てずに上昇し続ける、ひどく緩慢なペースで、いったいどのくらいの高さまで来たのか分からない。中は単に鏡張りになっているだけで階層の表示すらない。かつては東京ヘブンズゲイトへの直通エレベーターだったのだろう、しかしこの速度…