Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-09-06から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その12

陰鬱。荒廃した東京は、どこへ行っても気の滅入るような雰囲気が渦巻いている。死神による虐殺が始まって以来、経済的に少しでも余裕のある人間や地方に親戚のいる人間はみんな避難してしまって、あとに残されたのは貧困層ばかりだった。クロガネはかつて繁…