Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-09-28から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その30

いつか、ナルセがそうしてくれたように、クロガネはナルセにコーヒーを淹れてやり、テーブルの上に置く。そして二人はそのテーブルを挟んで向かい合い、イスに腰掛けていた。じっと黙っている二人の間で、真っ黒いコーヒーの表面がゆらぎ、白い湯気が漂う。…