Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-10-06から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その38

――いつも、同じ言葉。 「ああ、そうか」 急に呟いたクロガネのほうを、ナルセが振り返る。クロガネはハルミの残した電子ノートを手に取って、じっと見つめていた。 「どうかしたのか?」 「いや、分かったんだ」 「分かった?」 「ハルミが言っていた、この…