Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-10-08から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その40

そして、ゼロシキは目を覚ます。 ひどく体が重くて、ずっと寝ていたせいでこわばった筋肉が上手く動かせない。喉が渇いて、眼の奥をかすかな痛みが光の瞬きのように刺激した。どうにかして体を起こしたゼロシキは、そこでやっと、誰かが自分の手を握っている…