Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2015-11-04から1日間の記事一覧

誘惑の炎、存在の淵 その3

数日の間、炫士は街に立った、だが、道行く女たちを見ながら、誰一人に対しても声をかけられず、更けていく夜を見送るばかりになってしまっている。怖気付いたのではない、母と兄ともめたことで内省的になりすぎていた、意識が自分に向きすぎて、他人との間…