Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2015-11-06から1日間の記事一覧

誘惑の炎、存在の淵 その5

炫士は病室を出て、談話室のソファに腰かける。岐史の命に別状はなかった、だが、結局そのまま入院ということになり、家族で岐史の病室に集まりこれからのことなどを話していたのだった。炫士にも死にゆく人間に対するいくらかの同情心はあって、だから速彦…