Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2015-11-07から1日間の記事一覧

誘惑の炎、存在の淵 その6

それからほとんど毎日、炫士はクラブへ通った。安っぽい音が不快で、ウォッカベースの水っぽいカクテルをあおりながら、酔いでその輪郭がぼやけていくのを待って、ふらふらとフロアを歩きまわり、秋姫の姿を探した。たぶん来ないだろうと思いながらも、炫士…