Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-09-15から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その21

「今回は残念だったな」 しばらく頭痛に悩まされ、医務室に寝たきりのまま、ようやく回復したゼロシキの目の前に現れたクロガネが、開口一番にそう言った。無機質な医務室のベッドの上にいるゼロシキの横に座ったクロガネは、不治の病でも宣告しに来た医者の…