Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-10-09から1日間の記事一覧

『君を想う、死神降る荒野で』 その41

歌が聞こえていた、塔をゆっくり上昇していくエレベーターの中で、ゼロシキは耳を傾ける。クロガネの妹、ハルミの母親が好きだった歌だ。最初の《機械》にハルミの魂を移植したとき、どういうわけかそこに記憶も入り込んでしまったのだという。ハルミの虚無…