Re: Writing Machine

Teoreamachineの小説ブログ

2013-10-29から1日間の記事一覧

最も純粋な子供達のために その5

久しぶりに路地裏で刺し殺した中年男をしばらく見つめていた桐原玲は血まみれのスーツの襟首をつかんで引っ張り上げると暗く冷たいアスファルトの道の上でその死体をずるずると引きずって通りの方へ歩き始める。薄い毛の生えた死体の頭にべっとりと付いた血…